逆指値・追跡指値のトリガー値段(逆指値、追跡指値の到達条件として設定する価格)は、現在値だけではなく、特別気配や連続約定気配と合致した場合でも有効です。
※ | 名証の場合は、最終気配も判断基準となります。 |
※ | ベストマッチは、東証の価格および気配を使用します。 |
※ | 市場欄で「PTSJ」を選択した場合、PTSの最新の約定価格で判定します。なお、PTSには特別気配、連続約定気配の制度がないため、最新の約定価格のみが判定基準となります。 |
そのため、特別気配が切上がる(切下がる)状況では、その過程で特別気配がトリガー値段に到達すると、逆指値・追跡指値注文が発注されます。
買注文の場合 | 逆指値・追跡指値注文 |
トリガー値段 ≦ 現在値・特別気配・連続約定気配のいずれか | 発注される |
トリガー値段 > 現在値・特別気配・連続約定気配のいずれか | 発注されない |
売注文の場合 | 逆指値・追跡指値注文 |
トリガー値段 ≧ 現在値・特別気配・連続約定気配のいずれか | 発注される |
トリガー値段 < 現在値・特別気配・連続約定気配のいずれか | 発注されない |
【前場・後場引け直前でトリガー値段に到達した場合】
逆指値・追跡指値注文が、引け(前場・後場)の直前でトリガー値段に到達した場合、取引所での受付時間に間に合わず、次の状態となる場合があります。
注文の種類 | 前場・後場引け後の状態 |
逆指値 | 失効します。 |
追跡指値 | 予約値段での注文は失効します。 元注文のみ後場、または、翌営業日の前場に引き継がれます。 |
【先物・オプション取引の逆指値・追跡指値注文について】
クロージング・オークションの値段がトリガー値段に到達した場合、指定された有効期間にもとづいて注文は取扱われるため、次の立会で有効な注文のみ引き継がれます。
【参照】 | 条件到達ルール | |
逆指値・追跡指値の利用例 |