• No : 304
  • 公開日時 : 2016/05/19 02:50
  • 更新日時 : 2023/06/30 15:01
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一日信用成績表の活用方法を教えてください。

回答

お客様サイトの【一日信用成績表】画面は、対象期間における取引の損益額、勝率等を把握し、自身の取引を振り返って分析することができます。

取引結果が日次、月次にまとめて表示される他に、銘柄ごとの「新規建約定株数」「新規建約定金額」「損益額」「勝率」「損益幅/損益率」「建玉保有時間」を表示します。

さらに並び替え機能を使えば、勝率の高い銘柄や、損失の大きい銘柄等を一目で確認できます。

【活用方法 その1】 銘柄ごとに取引成績を把握し、次の取引へつなげる
利益が出た銘柄と、損失が出た銘柄の取引結果を把握することで、自身の取引傾向をつかみ、デイトレードスキルの改善に役立てることができます。

<例1>取引結果から取引のバランスを調整する
銘柄 新規建約定株数
新規建約定金額
損益額 勝率 損益幅(円)/損益率 建玉保有時間
益出し 損切り 益出し 損切り
A証券 2,000
2,000,000
150,000 70% 160
16%
-120
-12%
20分30秒 15分00秒
B工業 10,000
9,400,000
-850,000 10% 50
5%
-100
-11%
80分30秒 125分30秒
C商社 2,000
600,000
60,000 50% 80
27%
-20
-7%
60分30秒 65分30秒

この場合、A証券が得意銘柄、B工業が苦手銘柄と考えられます。

そのため、今後の取引で次のように取引銘柄を調整することで、投資成績全体の向上を図ることが可能です。

  1. 苦手銘柄(B工業)の取引を抑え、得意銘柄(A証券)の取引を増やす
  2. 得意銘柄と関連する銘柄(同業種、同一テーマ)の銘柄にも投資する

<例2>取引結果から自身の投資スタイルを見直す
銘柄 新規建約定株数
新規建約定金額
損益額 勝率 損益幅(円)/損益率 建玉保有時間
益出し 損切り 益出し 損切り
D食品 2,000
2,000,000
-200,000 60% 50
5%
-325
-33%
15分30秒 25分00秒

この場合、勝率が高い一方で、トータルの損失額は大きくマイナスとなっています。また、損益幅を見ると、益出し幅に対して損切り幅が大きくなっています。

「損失を出したくない」と思い、評価損が小さいうちに損切りできず、損失が膨らんでしまったのではないでしょうか?

このような場合は大きな損失を防ぐために、損切りタイミングを早めることが効果的と考えられます。「建玉保有時間」は、損切りタイミングの見直しに便利です。

【活用方法 その2】 過去の取引と比較する
「一日信用成績表」では、過去の取引成績を参照することができます。過去と比較することで取引成績の改善状況が把握可能です。自身のデイトレードスキルが向上しているかどうか、振り返って確認することができます。

<例>20XX年2月から投資スタイルを変更して、次のように損益額と損益率が改善した場合
対象期間 新規建約定金額 損益額 勝率 損益率 建玉保有時間
益出し 損切り 益出し 損切り
20XX年1月 1,000,000,000 15,000,000 40% 5% -0.8% 100分00秒 140分00秒
20XX年2月 1,000,000,000 17,000,000 40% 5.5% -0.8% 120分00秒 130分00秒


継続的にこのような改善が見られれば、投資スタイルの変更がうまくいっているといえます。


一日信用成績表の各表示項目の詳細は、一日信用成績表とはなんですか。でご確認ください。

【ご注意】

  • データは大引け後の夕方データ一括処理終了後(17:00頃)に更新します。
  • 一日信用成績表は、一日信用取引の取引結果が対象です。一日信用取引を除く株式取引は対象外です。
  • 選択した日に返済約定した注文が集計対象となります。未返済の新規注文は対象に含まれません。
  • 現引・現渡は取引結果の集計対象に含まれません。
  • 損益額(円)は夕方データ一括処理後(17:00頃)の概算値のため、お客様サイト【資産状況】-【精算表】画面、【取引履歴】画面、【特定口座損益】画面等の数値と一致しないことがあります。

【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。