• No : 11358
  • 公開日時 : 2016/11/11 16:55
  • 更新日時 : 2023/12/29 16:20
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分配金は投資信託ごとに受取や再投資を選べますか。

回答

投資信託は、購入や積立注文を発注する際に、分配金コース(受取または再投資)を選択することができます。
 
ただし、受取または再投資のいずれかしか選択できない投資信託もあります。
 

分配金コース

受取
分配金が投資信託口座に入金されます。
再投資
保有残高の口座区分(特定/一般/NISA/積立NISA)で自動的に再投資(追加購入)されます。再投資する数量は決算日の基準価額から算出します。
 
分配金再投資先の口座区分については、以下の【参照】よりご確認ください。
 
NISA口座の分配金の再投資が指定した口座区分と異なります。
特定口座・一般口座で購入した投資信託の普通分配金は、源泉徴収後の金額です。
 
【分配金に関わる注文時のご注意】
  • 同一の投資信託をすでに保有している場合は、保有済のコースのみが表示され、分配金コースの変更は受付けません。
  • 保有の投資信託で分配金の支払いが行われた場合、分配金コースに応じて処理します。
  • 再投資か受取のいずれかしか選択できない投資信託の場合は、選択可能な分配金コースのみ表示されます。
  • 同一の投資信託を複数の分配金コースで注文・保有・積立することはできません。
  • NISAで「分配金再投資コース」の残高を保有している場合、分配金の再投資はNISAで行います。再投資によって利用可能額は減算されるため、再投資の際、NISA投資可能額が不足する場合は、全額を課税口座(特定口座または一般口座)で再投資します。
 

分配金の種類

分配金は、投資信託を購入・追加購入した際に、その都度計算される「個別元本」に応じて、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」に分かれます。
 
個別元本
投資信託の購入価額のことです。
購入時の手数料は含まれません。同じ投資信託を複数回に分けて買った場合は、その都度計算され、平均化されます。元本払戻金の支払いが行われた場合も、個別元本の再計算を行います。
 
<計算式>
(取得金額(手数料除く)-特別分配金)÷(保有数量÷10,000)
※小数点以下四捨五入
普通分配金
税引前分配金から元本払戻金(特別分配金)を引いた金額のことです。
「個別元本」が決算日の基準価額(分配金落ち後)と同額もしくは下回っている場合は、分配金の全額が課税対象となります。
元本払戻金
(特別分配金)
税引前分配金のうち、直近取引後の個別元本から決算日の基準価額を引いた価格のことです。
「個別元本」が決算日の基準価額(分配金落ち後)を上回る場合は、上回った部分が投資元本の払い戻しとみなされるため非課税となります。
元本払戻金は、実質的に元本の一部の払戻しとみなされ、その金額だけ個別元本が減少します。
同一の投資信託を複数の口座区分で保有している場合は、口座ごとに個別元本を計算します。

A:分配金のすべてが普通分配金となるケース

B:分配金の一部が元本の払戻しとなるケース

C:分配金のすべてが元本の払戻しとなるケース

 
 
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。