投資信託の個別元本が変わりました。なぜですか。

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回答

元本払戻金（特別分配金）が発生した場合や同一投資信託を複数回に分けて購入した場合、個別元本は変動します。

分配金支払い後の基準価額が従前の個別元本を下回った場合、下回った金額分、個別元本は減額修正されます。

【例】個別元本が10,500円、基準価額が10,800円で、分配金が600円支払われた場合

分配金支払い前の基準価額10,800円－分配金600円＝10,200円・・・分配金支払い後の基準価額

従前の個別元本10,500円－分配金支払い後の基準価額10,200円＝300円

従前の個別元本10,500円－300円＝10,200円・・・分配金支払い後の個別元本

また、分配金支払い後の基準価額が、従前の個別元本を上回るか下回るかで分配金の種類が異なります。

分配金支払い前の基準価額10,800円－従前の個別元本10,500円＝300円・・・普通分配金

従前の個別元本10,500円－支払い後の基準価額10,200円＝300円・・・元本払戻金（特別分配金）

【参照】	投資信託の決算日の基準価額が大きく下がった気がします。
	分配金は投資信託ごとに受取や再投資を選べますか。

同じ投資信託を追加購入すると、個別元本は受益権口数で加重平均されます。

【例】基準価額10,000円で100万口購入し、その後、同一投資信託を9,500円で100万口追加購入した場合

個別元本（1万口当たり）：｛（1.0円×100万口）＋（0.95円×100万口）｝÷（100万口＋100万口）×1万口＝9,750円

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