• No : 24486
  • 公開日時 : 2023/12/22 17:00
  • 更新日時 : 2023/12/27 08:23
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貸株サービスの権利取得設定とは何ですか。

回答

貸株対象銘柄の権利確定日の貸出状況を変更し、株主優待や配当金の権利を取得できるようにする設定です。
 
【参考】マネーサテライト動画:貸株サービス~権利取得設定の方法~(4分33秒)
 
貸株対象銘柄の貸出設定は、保有する貸株対象銘柄全体に共通して適用する「基本設定」と、銘柄ごとに適用する「銘柄別設定」の2つの設定方法があります。
貸株口座開設時に基本設定を行います。貸株口座開設後も貸出設定の変更が可能です。
 
基本設定では保有する貸株対象銘柄全体に共通して適用する「権利取得設定」、銘柄別設定では銘柄ごとの「権利取得設定」と「貸出数量設定(非貸出設定数量)」が可能です。
口座開設完了後、お客様が保有している貸株対象銘柄は、口座開設時に「貸株口座開設基本設定」で指定した権利取得設定で、自動的に全数量が貸し出されます。
貸し出しを希望しない銘柄がある場合は、開設申込後に銘柄別設定  を行ってください。初回の貸出分は開設申込後から、開設完了後の初回の夕方データ一括処理開始(15:30頃)まで変更が可能です。

<権利取得設定>
貸株金利優先
貸株金利の取得を優先します。権利確定日も貸し出しを続けるため、貸株金利を取得できます。
配当金・株主優待・議決権等の株主の権利は得られません。
権利確定日に貸し出していた銘柄に配当がある場合は、配当金に代わり、貸株配当金相当額(配当金から所得税15.315%を除いた84.685%分※)を受取ることができます。
資本払戻の場合(一部資本払戻であれば、その一部に対して)は、全額お支払いします。
株主優待優先
<株主優待がある銘柄>
株主優待の取得を優先します。株主優待の権利確定日かどうかにかかわらず、すべての権利確定日に全数量を返却します。返却されている期間は貸株金利を得られませんが、株主優待の権利を取得できます。
配当金や議決権等の株主の権利も取得が可能です。
 
 <株主優待がない銘柄>
権利確定日も貸し出しを続けるため、株主の権利は取得できませんが、貸株金利を得ることができます。
配当がある銘柄は、貸株配当金相当額を受取ることができます。
権利取得優先 株主の権利取得を優先します。株主優待がない銘柄であっても、権利確定日に全数量を一旦返却します。返却されている期間は貸株金利を得られませんが、配当金・株主優待・議決権等の権利を取得できます。
こちらを選択すると貸株配当金相当額ではなく、配当金として受取ることが可能です。
 
<貸出数量設定(非貸出設定数量)>
全部貸し出す
営業日の夕方データ一括処理時点で保有している全数量を貸し出します。
新たに買付や入庫を行った場合、買付・入庫分も自動で貸し出しされます。
初期設定では、こちらの設定が有効となります。
貸し出しを希望しない銘柄がある場合は、開設申込後に銘柄別設定  を行ってください。
 
【参照】 貸株サービスで、貸し出さない銘柄を設定することはできますか。
全部貸し出さない
営業日の夕方データ一括処理時点で保有している全数量を貸し出しません。
「全部貸し出さない」に設定している銘柄を、追加で買付・入庫した場合、追加買付・入庫分も貸し出されません。
「全部貸し出さない」に設定している銘柄は、権利確定日以外も貸し出しされないため、貸株金利を受取れません。ご注意ください。
一部貸し出さない
保有している数量にかかわらず、貸出さない数量を直接指定し、その残りを貸し出します。
単元未満の数量を設定することはできません。

貸出数量を計算する営業日の夕方データ一括処理時点で、「貸し出さない数量」に設定している数量が、保有している数量を上回っていた場合、すべて貸し出されませんので、ご注意ください。
 
各設定は、お客様サイトの「貸株設定状況」画面より変更できます。
 

基本設定

貸株対象となっている各銘柄に共通して適用する設定です。
 
貸株対象銘柄を買付・入庫された場合や保有銘柄が新たに貸株対象銘柄に追加された場合、こちらの設定が適用されます。
 
基本設定は、「貸株設定状況」画面で変更できます。貸株口座開設後に基本設定を変更する場合は、次の手順で操作を行ってください。
日本株アプリでの設定方法は、こちら  をご確認ください。
  1. 「貸株設定状況」画面を表示します。

    <お客様サイトの場合>
    お客様サイト【日本株】-【貸株サービス】を押します。



    <お客様サイト(クラシック/日本株)の場合>
    お客様サイト(クラシック/日本株)【日本株】-【現物売】画面で「貸株設定状況」ボタンを押します。


     
  2. 「貸株設定状況」画面で「■貸株基本設定」の「変更する」ボタンを押します。


     
  3. 「貸株基本設定変更入力」画面の「変更後」欄から、該当する権利取得設定を選択し、「確認する」ボタンを押します。
    権利取得設定の詳細はこちら  でご確認ください。

  4. 「基本設定変更確認」画面で変更内容を確認し、「変更する」ボタンを押します。


     
  5. 基本設定の変更が完了します。変更内容は翌月第1営業日の夜間データ一括処理後(翌03:15頃)に適用されます。
    変更後の設定は、「■貸株基本設定」の「変更予定」欄でご確認ください。
 

銘柄別設定

【参考】マネーサテライト動画:貸株サービス~銘柄別設定の方法~(4分47秒)

貸株対象となっている各銘柄に個別で適用する設定です。

開設申込後、お客様が保有する銘柄※が「貸株設定状況」画面の「■銘柄別設定」に表示されます。
先物・オプション取引の代用有価証券、NISA口座(旧NISA含む)、ジュニアNISA口座(課税ジュニアNISA含む)、およびストックオプション口座でお預りの株式は表示されません。
特定口座または一般口座で保有されている貸株対象銘柄以外の銘柄も表示されます。
 
銘柄ごとの「権利取得設定」と「貸出数量設定」は、開設申込後から変更することが可能です。
「貸出数量設定」の初期設定は、「全部貸し出す」です。
初回貸出分の「貸出数量設定」は、開設申込後から、開設完了後の初回の夕方データ一括処理開始(15:30頃)まで変更が可能です。
 
銘柄ごとの「権利取得設定」や「貸出数量設定」は、「貸株設定状況」画面で変更できます。次の手順で操作を行ってください。
日本株アプリでの設定方法は、こちら  をご確認ください。
  1. 「貸株設定状況」画面を表示します。

    <お客様サイトの場合>
    お客様サイト【日本株】-【貸株サービス】を押します。



    <お客様サイト(クラシック/日本株)の場合>
    お客様サイト(クラシック/日本株)【日本株】-【現物売】画面で「貸株設定状況」ボタンを押します。


     
  2. 「■銘柄別設定」で、設定する銘柄の「設定変更」欄にある「変更」ボタンを押します。

     
     
  3. 画面の案内にしたがって、銘柄別設定を行ってください。毎営業日の夕方データ一括処理で変更を行い、設定日から起算して3営業日目より変更後の設定が適用されます。
    操作方法の詳細は、こちら  でご確認ください。
 
【ご注意】
  • 「株主優待優先」の設定は株式会社QUICKの情報をもとに判定します。QUICKの情報に含まれていない株主優待は、設定の対象外となります。
    株主優待がある銘柄で総株主通知が行われた場合、すべての権利確定日に全数量を返却します。
  • 臨時株主総会の開催等により、株主優待の権利確定日以外にも株主名簿への登録が行われ、株主が確定する場合があります。発行会社によっては、こちらも長期保有株主の条件に含める場合がありますので、継続的な保有の定義については、それぞれの発行会社へご確認ください。
  • 権利確定日を迎える銘柄は、権利付最終日6営業日前の夕方データ一括処理(15:30頃)から、権利付最終日の夕方データ一括処理終了後(17:00頃)までの間、貸出設定の変更を制限します。また、権利付最終日1営業日前の夕方データ一括処理(15:30頃)から、権利付最終日の夕方データ一括処理終了後(17:00頃)まで、新たな貸し出しを停止します。
  • 貸出中の銘柄を全株数売却または出庫等された後、当日の夕方データ一括処理終了後(17:00頃)に同一銘柄を再度買付または入庫等された場合、それまでに設定していた銘柄別設定の内容は無効となり、その時点での基本設定が適用されますので、必要に応じて設定変更をお願いします。
    売却当日の夕方データ一括処理開始(15:30頃)までに買戻した場合、銘柄別設定は引き継がれます。
  • 貸し出しの継続が可能な整数倍の株式分割や併合等が発生した場合も、原則、貸出数量設定は自動で変更されません。「一部貸し出さない」の設定数量も増減しませんので、必要に応じて設定変更をお願いします。
  • 売買単位の変更が発生する場合は、設定内容にかかわらず、一律「全部貸し出す」に変更されます。
 
 
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。