• No : 476
  • 公開日時 : 2021/01/29 17:00
  • 更新日時 : 2023/06/30 10:27
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信用建玉を保有している場合、新株予約権は取得できますか。

回答

上場型新株予約権の無償割当(ライツ・オファリング)が実施される銘柄の、無期限信用取引の買建玉を権利付最終日時点で保有している場合、新株予約権が付与されます。

なお、新株予約権(非上場)の場合、制度信用取引や無期限信用取引の建玉を保有していても新株予約権の付与および権利処理による建単価の修正はありません。

上場型新株予約権の無償割当(ライツ・オファリング)の場合、制度信用取引と無期限信用取引で次のように取扱いが異なります。

制度信用取引 買建玉、売建玉、ともに新株予約権は付与されず、建単価から権利処理価格(※)を差し引く修正が行われます。
権利処理価格とは、新株等の権利処理を行うために日本証券金融で行われる入札によって算出される価格です。通常、権利落ち日の夕方頃までに日本証券金融より発表され、ホームページ等で確認することが可能です。
無期限信用取引
【買建玉を保有している場合】
新株予約権が付与され、お客様の一般口座に入庫します。また、権利行使により取得する株式も、特定口座の建玉に対する割当の場合も含め、一般口座に入庫されます。

原則として建玉の継続はできますが、建単価の修正は行われません。
当社の判断により、信用期日の設定・変更を行う場合があります。
建単価の修正が行われないため、権利落ち日以降、新株予約権の価値相当分、評価損が増すため、余力が低下するおそれがあります。
新株予約権については、取得した時点で時価相当額分の譲渡益が生じたものとみなされ、確定申告の対象になります。確定申告の詳細はお近くの税務署にご確認ください。
新株予約権が譲渡されたことの証明書類として、「新株予約権譲渡価格証明書」を送付します。
【売建玉を保有している場合】
新株予約権は付与されず、権利付最終日の前営業日が信用期日となります。
短期信用取引の売建玉も同様です。


【ご注意】

  • 新株予約権は限られた期間しか取引できません。売買期間を経過すると市場での売却ができなくなります。
  • 新株予約権は代用有価証券に含まれません。
【参照】 ライツ・オファリング
  新株予約権の権利行使方法を教えてください。
  新株予約権の売却方法を教えてください。
  新株予約権の権利行使をしなかった場合はどうなりますか。

 

【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。