• No : 1743
  • 公開日時 : 2016/05/19 03:09
  • 更新日時 : 2023/06/05 12:32
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指値と同じ値段がつきましたが約定していません。

回答

取引所では、取引時間中(ザラ場中)、次の原則で約定をつけます。お客様の注文は、すべてこの優先順位に従って約定します。

価格優先の原則
買注文では値段の高い注文を優先し、売注文では安い注文を優先して取引を成立させる。
時間優先の原則
同じ値段の注文であれば先に出した注文が優先される。
 

<取引例>
買注文の場合
指値100円の買注文を発注し、注文発注時間帯の安値が同じく100円の場合、お客様より先に発注された指値100円の買注文が優先されるため、お客様の注文が必ずしも約定するとは限りません。
売注文の場合
指値100円の売注文を発注し、注文発注時間帯の高値が同じく100円の場合、お客様より先に発注された指値100円の売注文が優先されるため、お客様の注文が必ずしも約定するとは限りません。

先物・オプション取引の注文は、常に価格優先・時間優先の原則で取引が行われますが、次の条件で出した株式取引(現物・信用)の注文は同時に受付けたとみなされ、時間優先の原則が適用されません(同時注文)。
  • 前場と後場の始値が決定する時までに受付けた注文(前場から後場へ引き継がれた注文や、翌営業日以降に引き継がれた注文も該当します。)
  • 売買停止し、その後に売買が再開した際の最初の値段を決定する時までに受付けた注文
  • 後場立会終了時にストップ配分が行われる場合のストップ値段での注文

同時注文では、その値段に発注している証券会社ごとに注文を合計して、次のルールに従って注文を出したすべての証券会社に配分されます。

【同時注文の配分ルール】
注文数量の多い証券会社から少ない証券会社の順番に最低売買単位ずつ順番に割り当て、配分できなくなるまで繰り返します。

 
【参照】 売買成立の方法(日本取引所グループWEBサイト)


【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。