FXの「ロールオーバー」とは何ですか。

  • 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 9038
  • 公開日時 : 2021/02/20 10:00
  • 更新日時 : 2023/06/06 11:01
  • 印刷

FXの「ロールオーバー」とは何ですか。

回答

ロールオーバーとは、建玉を自動的に翌受渡日へ持ち越す処理方式のことです。
 
受渡日が異なる取引日を超えて建玉を保有すると、ロールオーバーが行われ、受渡日が延期されます。具体的には、建玉を一旦返済し、翌受渡日分の取引として、再度新規に建て直しています。
 
また、ロールオーバーする日数は、「当日取引における受渡日」と「翌取引日における受渡日」の差です。

受渡日は「取引日の翌々営業日」です。
日本の営業日ではありません。日本、ニューヨーク、対象通貨国等の休日を鑑みて決定されます。
 
【例1】
通常、水曜日の取引は金曜日に受渡が行われ、木曜日の取引は月曜日に受渡が行われます。
そのため、取引日ベースで水曜日から木曜日へ建玉を持ち越すと、ロールオーバーする日数は「3日分」となります。
 
   
取引日
取引日
◆の
受渡日
× ×
○の
受渡日


【例2】
火曜日の取引は木曜日に受渡が行われます。また、祝日等の影響で、水曜日の取引が月曜日に受渡となる場合、取引日ベースで火曜日から水曜日に建玉を持ち越すと、ロールオーバーする日数は「4日分」となります。
 

 
取引日
取引日
◇の
受渡日
× × ×
◆の
受渡日


【例3】
祝日等の影響で水曜日の取引は月曜日に受渡が行われ、木曜日の取引は月曜日に受渡が行われた場合、水曜日の取引と木曜日の取引の受渡日が同日となります。
そのため、取引日ベースで水曜日から木曜日に建玉を持ち越しても、水曜日にロールオーバーを行いません。
 

   
取引日
取引日
  × × ◆の受渡日
○の受渡日

 

【参照】 「スワップポイント」とは何ですか。


【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます