平均取得単価は、売却までの期間に買付した株式の買付代金を、手数料を含めて平均化した価格です。1株につき平均いくらで買付したかを表します。
そのため、平均取得単価は買付単価とは価格が異なりますが、税制上は有効な数字となります。
平均取得単価は、株式を買付した都度、約定価額(約定単価×約定株数)に、手数料(手数料+消費税)を加算した金額を取得価額として計算します(1円未満切上げ)。
また、同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入した場合は、「総平均法に準ずる方法」で計算します。
なお、売却後、同日に同一銘柄を買付けた場合、その買付分の取得価額も合計し、平均取得単価を計算します(1円未満切上げ※)。
※ | 当社で2024年以降にNISA口座で購入した株式の場合、お客様サイト等に表示の平均取得単価の計算では1円未満の端数を切捨てします。 |
※ | 消費税10%で計算しています。 |
1回で買付した場合、手数料を含めて平均取得単価を計算します。
【例】
4月1日 | A銘柄買付 特定口座 単価150円 10,000株 手数料2,200円 |
買付後の平均取得単価
=(150円×10,000株+2,200円)÷10,000株
=150.22
≒151円(1円未満切上げ)
税制上、平均取得単価は151円として扱われます。
同一銘柄を複数回に分けて買付した場合、買付代金を平均化して、平均取得単価を計算します。
【例】
4月1日 | A銘柄買付 特定口座 単価150円 10,000株 手数料2,200円 |
4月2日 | A銘柄買付 特定口座 単価200円 6,000株 手数料2,200円 |
4月2日以降の平均取得単価
={(150円×10,000株+2,200円)+(200円×6,000株+2,200円)}÷16,000株
=169.02
≒170円(1円未満切上げ)
4月1日と4月2日の買付代金が平均化され、税制上、平均取得単価は170円として扱われます。
同一日に同一銘柄を「売却→買戻」した場合、前日まで保有分の買付代金と、当日買戻分の買付代金を平均化して、平均取得単価を計算します。
【例】
4月1日時点での保有分 A銘柄買付 単価150円 10,000株 手数料2,200円 平均取得単価151円
4月2日 | A銘柄売却 特定口座 単価180円 10,000株 手数料2,200円 A銘柄買付 特定口座 単価200円 10,000株 手数料2,200円 |
買戻後の平均取得単価
={(150円×10,000株+2,200円)+(200円×10,000株+2,200円)}÷20,000株
=175.22
≒176円(1円未満切上げ)
4月2日売却分の10,000株についても、税制上の扱いは、平均取得単価は151円ではなく、176円となり、売却価額180円との差額が譲渡益となります。
【参照】 | 複数回、同じ銘柄を売買した場合の取得単価計算方法 |
同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入している場合の取得費(国税庁) |