【参照】マネーサテライト動画:FX注文の種類(2分33秒)
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追跡指値注文(OCO)は、指値と逆指値の2つの注文を同時に発注する注文です。どちらか一方の注文が約定すると、もう一方は取消されます。
追跡指値注文(OCO)は、新規注文、決済注文のどちらにも利用できますが、一般的には決済注文の際に使われます。
保有ポジションに対して、「利益確保の指値」と「損切りの逆指値」を同時に発注できるため、相場がどちらに動くかわからない時でも、利益を狙いつつリスクに備えることができます。
FXの追跡指値注文(OCO)は、次のようにレートを指定して発注します。
買の追跡指値注文(OCO) |
現在のレートより値下がりしたら「指値で買う」、値上がりした場合は「逆指値で買う」注文です。
発注時の買(Ask)レートよりも低いレートを「指値」、高いレートを「逆指値」に指定します。
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売の追跡指値注文(OCO) |
現在のレートより値上がりしたら「指値で売る」、値下がりした場合は「逆指値で売る」注文です。
発注時の売(Bid)レートよりも高いレートを「指値」、低いレートを「逆指値」に指定します。
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発注時のレートより±50%以上離れた価格は指定できません。
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例えば、発注時に米ドル/円のレートが「売(Bid)109.800円-買(Ask)109.810円」だった場合、注文価格は次のように設定します。
買の追跡指値注文(OCO)
指値109.000円の買注文と注文価格111.000円の逆指値注文を発注します。買(Ask)レートが109.000円に値下がりし指値注文が約定した場合は、逆指値注文が取消されます。
相場が上昇し、買(Ask)レートが逆指値注文の注文価格111.000円に到達した場合は、逆指値注文が約定し、指値注文が取消されます。
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売の追跡指値注文(OCO)
指値110.000円の売注文と注文価格108.000円の逆指値注文を発注します。売(Bid)レートが110.000円に値上がりし指値注文が約定した場合は、逆指値注文が取消されます。
相場が下落し、売(Bid)レートが逆指値注文の注文価格108.000円に到達した場合は、逆指値注文が約定し、指値注文が取消されます。
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【買建玉の決済】利益確保+損切りの追跡指値注文(OCO)
【例】
米ドル/円の買建玉1万通貨を建単価108.800円で保有中
現在の売(Bid)レート108.800円
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相場の上昇を予想して買いポジションを保有している場合、相場が予想どおりに動けば利益になりますが、予想に反して相場が下落すると、際限のない損失が発生する可能性があります。
保有している買建玉の決済注文(売)を追跡指値(OCO)で出しておけば、相場の上昇・下落どちらにも対応できるため、利益を狙いつつ損失の拡大を防ぐことができます。
売(Bid)レートが108.800円の時に、指値「109.800円」・逆指値「107.800円」の追跡指値(OCO)で決済注文(売)を発注しておきます。
予想どおり相場が上昇して109.800円以上になれば、指値が約定して10,000円の利益となり、逆に107.800円に値下がりした場合は、逆指値で「損切り」されるため、損失を10,000円程度(※)に抑えることが可能となります。
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逆指値は注文価格以下の売(Bid)レートが配信された時に発注するため、お客様が注文価格で指定したレートで約定しない場合があります。 |
【買建玉の決済】利益拡大+利益確保の追跡指値注文(OCO)
【例】
米ドル/円の現在の買(Ask)レート108.800円
現在の売(Bid)レート111.800円
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追跡指値注文(OCO)は、一定の利益を確保しつつ、さらに利益を伸ばしたい時にも利用できます。
相場が上昇し、売(Bid)レートが111.800円まで値上がりした時に、指値「112.800円」・逆指値「110.800円」の追跡指値(OCO)で決済注文(売)を発注しておけば、逆指値で一定の利益を確保しつつ、指値で利益の拡大を狙えます。
この例では、108.800円で買建しているため、相場が上昇して112.800円以上になった場合は、指値が約定して40,000円の利益、相場が反転して110.800円に値下がりした場合は、逆指値が約定して20,000円(※)の利益となります。
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逆指値は注文価格以下の売(Bid)レートが配信された時に発注するため、お客様が注文価格で指定したレートで約定しない場合があります。 |
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、
こちらをご覧ください。