急速な株価変動を避けるため、取引所では1日の株価変動幅を一定範囲に制限しています。
この制限を「値幅制限」といいます。
また、「値幅制限」を超えた値段で取引が成立することはないため、注文の指値も発注可能な上限と下限が設定されています。
【例】A銘柄の前日終値が1,000円の場合
「値幅制限」は基準値段(前日終値)から上下300円の範囲になります。
値幅上限 |
1,300円 |
基準値段 |
1,000円 |
値幅下限 |
700円 |
なお、制限値幅は取引所により、臨時に変更されることがあります。
日本株については、2営業日連続で次のいずれかに該当した場合、その翌営業日から制限値幅が4倍に拡大されます。
(1)ストップ高(安)となり、かつ、ストップ配分も行われず売買高が0株
(2)売買高が0株のまま午後立会終了を迎え、午後立会終了時に限りストップ高(安)で売買が成立し、かつ、ストップ高(安)に買(売)呼値の残数あり
ETF、ETNおよびレバレッジ商品については、ストップ高(安)の値段で立会を終了した場合、その翌営業日から制限値幅が拡大されます。
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重複上場外国銘柄は制限値幅の拡大運用の対象外です。 |
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売買単位が1口の銘柄で、TOPIX構成銘柄に適用される呼値の単位が適用されている場合、原則として値幅下限の拡大は行われません。 |
制限値幅の拡大要件に該当した銘柄は、日本取引所グループWEBサイト「
マーケットニュース」でご確認ください。
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、
こちらをご覧ください。