NISA口座で約定した米国株の現物買注文が、米国株NISA枠を超えた場合はどうなりますか。

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  • 公開日時 : 2023/12/22 17:00
  • 更新日時 : 2023/12/22 19:04
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NISA口座で約定した米国株の現物買注文が、米国株NISA枠を超えた場合はどうなりますか。

回答

NISA口座で米国株の現物買注文を発注した場合、注文時にNISA余裕率(101%)を加味してNISA枠を拘束します。
 
なお、NISA余裕率以上の為替変動(円安)があった場合、為替レート確定後の約定金額が、米国株NISA枠を超過する可能性があります。
 
為替の確定レートは、当該注文の国内約定日の朝(冬時間06:30頃、夏時間05:30頃)に当社が決定し、国内約定日の朝07:30頃に画面反映します。

米国株NISA枠を超過した場合、特定口座(特定口座未開設の場合は一般口座)の取扱いになります。
 
【参照】 受渡金額はいつの為替レートを使用して計算しますか。
  発注時の概算約定金額や概算受渡金額の計算方法を教えてください。

米国株NISA枠の超過判定について

米国株NISA枠の超過判定は注文単位で行っています。
 
一注文ごとの約定金額が大きい順に、米国株NISA枠内に収まる場合はNISA口座の取扱い、NISA枠を超過した場合はその注文のすべてが特定口座(特定口座未開設の場合は一般口座)の取扱いになります。

【例1】
米国株NISA枠が30万円、NISAで次のように発注し、為替レート確定後の約定金額が31万円になった場合

発注時 A注文:30万円
為替レート確定後 A注文:31万円

米国株NISA枠を超えた買約定になるため、当該買い約定注文のすべては、特定口座(特定口座未開設の場合は一般口座)の取扱いになります。

【例2】
米国株NISA枠が30万円、NISAで次のように発注し、為替レート確定後の約定金額合計が33万円になった場合

発注時 A注文:25万円、B注文:4万円、C注文:1万円 合計:30万円
為替レート確定後 A注文:26万円、B注文:5万円、C注文:2万円 合計:33万円
 
一注文ごとの約定金額が大きい順に判定します。

為替レート確定後のA注文:26万円は、米国株NISA枠内になるため、NISA口座で約定します。

なお、残りの米国株NISA枠は「30万円-26万円=4万円」になるため、為替レート確定後のB注文:5万円とC注文:2万円については、米国株NISA枠を超過します。

そのため、B注文:5万円とC注文:2万円のすべては、特定口座(特定口座未開設の場合は一般口座)の取扱いになります。

米国株NISA枠を超過した約定注文の確認方法

米国株NISA枠を超過した注文は、米国株お客様サイト【取引】-【注文照会】画面の「約定詳細」欄の「詳細」ボタンを押して表示される「注文約定照会 現物」画面よりご確認ください。
 
NISA口座から課税口座(特定口座または一般口座)に切り替わった注文の場合でも、口座区分は「NISA」で表示されます。

「注文約定照会 現物」画面内「注文状態」の「備考」欄には、米国株NISA枠を超過した注文を「NISA枠超過 課税口座約定」で表示します。
 
 ご注意
  • 米国株NISA枠を超過した現物買注文と同日に当該注文の現物売を行っていた場合、超過分の売却についても、課税口座の取扱いになります。
 
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、こちらをご覧ください。
 

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