返済予約注文の元注文は、受注時に通常の注文と同様の審査を行います。
返済予約注文の値幅審査
- 元注文の受注時に返済予約注文の指値、トリガー値段の値幅審査を行います。
- 返済予約注文の値段は元注文が約定しないと確定しないため、元注文受注時には、元注文の指値または現在値(取引時間外の場合は基準値)で元注文が約定したと仮定して計算した値段を用いて審査します。
- 返済予約注文の有効期間が「当日」「当場」の場合は、発注時の制限値幅の範囲を超える指値、トリガー値段では発注できません。返済予約注文の有効期間が「週末まで」「期間指定」「最終売買日」の場合は、発注時の制限値幅の範囲を超える指値、発注時の制限値幅下限の1/2~制限値幅上限の2倍の範囲を超えるトリガー値段では発注できません 。
※ |
返済予約注文の有効期間に応じて、益出し予約の場合は指値と同様の審査、損切り予約の場合は逆指値と同様の審査、益出し予約と損切り予約の場合は追跡指値と同様の審査を行い ます。 |
- 返済予約注文の種類が益出し予約と損切り予約(追跡指値)の場合は、指値とトリガー値段のどちらかでも値幅の範囲を超える場合には発注できません。
元注文受注時の値幅審査における返済予約注文の想定値段について
審査に際しての返済予約注文の想定値段の詳細は、次の表のとおりです。
- この表は元注文が買の場合の例です。元注文が売の場合は、表の中の「+」と「-」および「≦」と「>」は逆になります。
- 元注文が逆指値の場合は予約値段、元注文が追跡指値の場合は指値を元注文の値段として扱います。
<取引時間中>
元注文の値段が「指値」の場合
返済予約注文の種類 |
値幅審査を行う値段 |
元注文の指値≦現在値の場合 |
元注文の指値>現在値の場合 |
益出し予約(指値) |
指値 |
元注文の指値+益出し値幅 |
現在値+益出し値幅 |
損切り予約(逆指値) |
トリガー値段 |
元注文の指値-損切り値幅 |
現在値-損切り値幅 |
益出し予約と損切り予約(追跡指値) |
指値 |
元注文の指値+益出し値幅 |
現在値+益出し値幅 |
トリガー値段 |
元注文の指値-損切り値幅 |
現在値-損切り値幅 |
元注文の値段が「成行」の場合
返済予約注文の種類 |
値幅審査を行う値段 |
元注文の指値≦現在値の場合 |
元注文の指値>現在値の場合 |
益出し予約(指値) |
指値 |
現在値+益出し値幅 |
損切り予約(逆指値) |
トリガー値段 |
現在値-損切り値幅 |
益出し予約と損切り予約(追跡指値) |
指値 |
現在値+益出し値幅 |
トリガー値段 |
現在値-損切り値幅 |
<取引時間外>
※取引時間中では現在値を用いて審査しますが、取引時間外は基準値を用いて審査します 。
元注文の値段が「指値」の場合
返済予約注文の種類 |
値幅審査を行う値段 |
元注文の指値≦基準値の場合 |
元注文の指値>基準値 の場合 |
益出し予約(指値) |
指値 |
元注文の指値+益出し値幅 |
基準値+益出し値幅 |
損切り予約(逆指値) |
トリガー値段 |
元注文の指値-損切り値幅 |
基準値-損切り値幅 |
益出し予約と損切り予約(追跡指値) |
指値 |
元注文の指値+益出し値幅 |
基準値+益出し値幅 |
トリガー値段 |
元注文の指値-損切り値幅 |
基準値-損切り値幅 |
元注文の値段が「成行」の場合
返済予約注文の種類 |
値幅審査を行う値段 |
元注文の指値≦基準値の場合 |
元注文の指値>基準値 の場合 |
益出し予約(指値) |
指値 |
基準値+益出し値幅 |
損切り予約(逆指値) |
トリガー値段 |
基準値-損切り値幅 |
益出し予約と損切り予約(追跡指値) |
指値 |
基準値+益出し値幅 |
トリガー値段 |
基準値-損切り値幅 |
返済予約注文の値幅審査のイメージ
【前提】
- 元注文、返済予約注文ともに有効期間は「当日」で、値幅は上限150円~下限50円
- 元注文は指値110円の現物買(※)
※ |
このケースでは元注文の指値を約定単価と仮定していますが、実際には受注時の株価および時間帯により、現在値および基準値を用いて計算される場合もあります。 |
【ご注意】
- 返済予約注文の値段は元注文が約定しないと確定しないため、元注文受注時の審査で受注されても、元注文約定後の返済予約注文発注時の審査で失効する可能性があります。こちらをご参照ください。
【ご注意】 商品・サービスごとの投資に係るリスクおよび手数料等の説明は、
こちらをご覧ください。